恋愛と結婚

恋愛と結婚の属性
恋愛はたくさんしてきたけど、婚活ってよくわからない。だから結婚相談所に依頼してみたものの、なんか違う気がする。そんな人、いませんか。確かに婚活と恋愛は似て非なるもので、そもそも結婚と恋愛との間には大きな違いがあります。これには数多くの文学的見解が存在するのですが、その中でも代表なのが自然派とロマン派の対立でしょうか。恋愛はロマン派、逆に婚活による結婚は自然派の特性を多分に含んでいます。ということで、今回はこの両派閥の対立という形を通して、恋愛と結婚についての相違点をまとめていこうと思います。
恋愛とロマン派
ロマン派の考えは、古くは古代ギリシャの哲学者プラトンのイデア論からきていて、これはよく洞窟の比喩という形で説明されます。私たちは洞窟の中で入り口と反対側を見ることしかできません。入り口から差し込む太陽光(善のイデア)によって生じる影を見ることで外の世界について知ることができるのです。もし太陽光を見てしまった場合にはその光の強さに目を焼かれて自己消失してしまう、というのがこの考えで、要約すると現実世界の上に理想であるイデアの世界を置くということに繋がります。つまり、わかりやすく言い換えますと、理想を持って相手に接しているのに、興味をもって相手のことを深く知ったら幻滅してしまった、ということですね。これがロマン派的恋愛の特徴です。日本の作家だと谷崎潤一郎さん等がこの流派になりますね。
結婚と自然派
自然派はそれとは対象で、すでに美しい現実世界と理想とを比較する必要はないという考えで、これこそが婚活において重要になってきます。婚活とは、理想よりも現実である相手と正面から向き合い、その結果としてはじめて成立するのです。演劇においてこの考えは写実主義という形で実践されていて、現実世界に生きる私たちはこれに即して行動することにより、現実というものに初めて向き合うことができるのです。婚活で理想の相手を探す前に、まずは自分の考え方から変えてみませんか。